飲酒による筋肉痛

筋肉痛には、2種類あるそうです。

  1. 運動による筋肉痛
  2. アルコールを飲む事で起こる筋肉痛

1.運動による筋肉痛

運動による筋肉痛は「超回復」といいます。

運動で傷ついた筋肉が、修復する時に起こります。

筋肉が肥大化する為の筋肉痛なので、体にとって悪い筋肉痛ではないです。

2.アルコールを飲む事で起こる筋肉痛

長い時間お酒を飲んでいる時や飲んだ翌日の朝起きると、足や腕が筋肉痛を起こした感じになる時は要注意です。

急性アルコール筋症」の可能性があります。

急性アルコール筋症は、アルコールによって筋繊維が壊されて起こる痛みです。

運動の時の様な超回復は起こりません。

慢性化すると筋力を低下させるだけでなく、筋肉生成を抑制させます。

慢性アルコール筋症

慢性アルコール筋症は、数週間から数か月かけて徐々に筋力が低下していく症状です。

最初は、お酒を飲むと、筋肉痛の様な痛みがあったのに、最近は飲んでも痛みが無くなったと感じたら、要要要注意です。

長期にわたって沢山飲み続けていると、痛みを感じなくなっていきますが、筋肉の低下と筋肉の萎縮は起こっています。

慢性アルコール筋症が重症化すると、心臓の筋肉も低下し最悪心不全につながる事も・・・

急性アルコール筋症になりやすい人

  • アルコールに弱い人
  • 栄養不足(不摂生な食生活)
  • 筋肉量が少ない人

急性アルコール筋症の予防

  • アルコール分解力が低い人は、そもそも飲まない
  • お酒と同じ量の水も飲むようにする
  • アルコールによって奪われやすい栄養素を補給(ビタミンC、マグネシウム、亜鉛、タンパク質)
  • 筋トレをして日頃から筋肉を鍛えておく